DTP屋あかつき@おばなの稼業録。
  【Adobe Illustrator】配置画像を収集する (その3)  2009.10.24.Sat / 18:13 
「Collect for Output」スクリプトのタイムアウト問題について、せうぞーさんからコメントをいただきました(RESが遅くなってすいません)。

AppleScriptはアプリケーションから一定時刻以上の時間内(60秒)に反応がないとエラーになります。
collectArtToLocalルーチンの中の
repeat with myItem in myItems
(中略10行くらい)
end repeat
となっている箇所を
repeat with myItem in myItems
with timeout of 3600 seconds
(中略10行くらい)
end timeout
end repeat
としてみてください。

ということで、スクリプトの書き換えにチャレンジしてみました。

1.スクリプトエディタで「Collect for Output」スクリプトを開く
091024-1.jpg
「アプリケーション」フォルダ→「AppleScript」フォルダ内の「スクリプトエディタ.app」に「Collect for Output」スクリプトをドラッグアンドドロップするか、スクリプトエディタを立ち上げて「開く」からスクリプトを選択してスクリプトを開きます。
※念のためスクリプトを予めデスクトップ等にコピーしておいてから開いた方が安全です。

2.「collectArtToLocal」ルーチンを探す
091024-2.jpg
赤枠で囲われているのが「collectArtToLocal」ルーチンです。
ルーチンは「On ルーチン名 … end ルーチン名」と記述されており、「collectArtToLocal」ルーチンは一番最後に記述されています。

3.必要な記述を書き足す
091024-3.jpg
せうぞーさんに教えていただいた通りに記述を書き足します。
書き足した部分は紫の文字で表記されます。

4.コンパイルを行う
091024-4.jpg
書き足しが終わったらウィンドウ上部にある「コンパイル」ボタンをクリックして、構文のチェックを行います。

スペルミス等があればダイアログが表示されます。
091024-5.jpg
スクリプトについての経験が無い場合は、変更を破棄して再度1.からやり直したほうがよいと思います。

5.別名で保存する
091024-6.jpg
書き足しが終わったら「別名で保存」します。保存する際はフォーマットを「アプリケーション」にして下さい。
そのまま保存するとスクリプト名が「Collect for Output」のままになってしまい、オリジナルと見分けが付かなくなるので、適当なファイル名で別名保存します。

これで60分間は「Apple Event Time out」が起きなくなる、ハズ。

#書き換え後の動作チェックは行いましたが、収集に時間がかかるサンプルが用意できなかったので検証できてません、ゴメンナサイ。
▽Open more.
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  【セミナー聴講録】DTP Booster 007に参加しました   2009.10.23.Fri / 18:31 
DTP Booster 007(Tokyo/091013)に行ってきました。

今回は「文字組みアキ量設定」スペシャルということで、KOUJIさん(大橋幸二さん)による120分セッションでした。
昨年末に開催されたInDesign Conference 2008ではセッションに参加できなかったので(※)、今回は万難を排して(※2)参加してきました。

#多分一番遅いエントリアップなので、内容の紹介は割愛して…

DTP Boosterに参加するのはこれで4回目ですが、今までで一番分かりやすいセッションでした(「過去のセッションよりも時間が長かった」というのもあるかもしれませんが)。
文字組み設定の構造(仕組み)から考え方・設定方法まで、論理的な解説をしていただき、本当に為になりました。

文字組設定に限らず、InDesignは色々と設定をカスタマイズすることができますが、設定項目が複雑だったり、支給された物を使用しなくてはならなかったりして自分で設定をカスタマイズする機会がないかもしれません。
しかし、設定方法を理解して、内容を把握することができれば実作業を行う上でも+になるはずです。

なので、こういう機会を生かしてこれからも色々と学んでいきたいと思います。
ただ、RRRさんも挙げられていましたが、自分で手を動かして復習しないと「覚えた気」になって終わってしまうので注意しないと、ですね。

※ YUJIさんとせうぞーさんのセッション、さらには鷹野さんのセッションと同時間帯に開催だったので「どうしろと…」でした
※2 後日アップ予定
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  【セミナー聴講録】第15回 DTPの勉強部屋に参加しました  2009.10.14.Wed / 19:09 
第15回 DTPの勉強部屋に行ってきました。

久しぶりに新幹線に乗ったのですが「座席こんなに窮屈だったっけ?」と思ったのは、貫禄がついたデブったからでしょう…

1.「Illsutratorで光の表現と透明効果」(カワココさん

6月のDTP Boosterでは30分くらいのセッションでしたが、今回はなんと90分!カワココさんのスパーテクと妙技をじっくり堪能してきました。

特に今回初披露(ですよね?)の、3D機能で立体化したオブジェクトをベースにイラストを作成する方法は大変参考になりました。エッジのパスを抜き出してハイライトを作る方法などは色々と応用が利くテクニックでした。

また、今回も華麗な手さばきに魅せられました。グラデーションの設定など、慣れていないと何度も試行錯誤しそうなトコロを「スパッ」とキメていけるのは、豊富な経験に裏打ちされた高度な技術であると思います。こういう妙技を生で(何度も)拝見できるのは本当にありがたい&貴重なコトであります。

あと、カワココさんが愛用しているキーボードが自分も使っているHHK Lite2だったのはうれしい発見でした。これから愛用者をどんどん広めていきましょう>カワココさん

2.「古い作業スタイルに訣別しよう! 作業を効率化し、直しに強いデータを作るIllustratorのデータ制作の新しい流れ」(鷹野雅弘さん


新しく搭載(&改善)された機能を連携し、さらに効率的に作業する方法を制作者の目線でシンプルかつ分かりやすく説明いただきました。
配布されたレジュメを見たときには「こんなに解説できるのかな?」と思いましたが、華麗なトークで次々に解説されており、まさに圧巻でした。

自分もすでに使い始めていますが、IllustratorCS4はイイですよ。何度も繰り返していますが細かい使い勝手が非常に上がっているので、グラフィカルなページ物を作る場合などInDesignと遜色ない効率で作成することができます。

あと、鷹野さんのセッションを聴いて、キモチが明るく前向きになりました。鷹野雅弘放火魔説(@市川せうぞーさん)なんてのもありますが、まだまだ詰める余地がある、まだヤレる、とキモチが奮い立つというか……セッションのウラには「前向きに業務に取り組んでいけばまだまだヤレんだよ」というメッセージが隠されているんじゃないか、と感じました。

3.プチセッション

順番的にはカワココさんと鷹野さんの間に行われました。
「全員参加型の勉強会を実現する」ということで企画されたライトニングトーク的なプチセッション、光栄にもトップバッターを務めさせていただきました。

今回のメインであるIllustratorネタに沿った一発ネタを持っていったんですが、要素を追加しすぎて収まりが悪くなってしまいました…

他のスピーカーの方で印象的だったのは、的場仁利さん(@文字の旅人)と宮地さん(@大阪DTPの勉強部屋)。
お二方ともご自身が関わっておられる会の紹介を行っていましたが、どのような考えを抱いて関わっておられるのかをわかりやすく表明されていたのが印象的でした。

ここ2回ほど続けて参加させていただきましたが、遠方から参加させていただく身としては土曜日に開催されるのは非常にありがたいです。この調子で大阪にも足をのばしていきたいなぁ……

091014-1.jpg
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  【Adobe Illustrator】配置画像を収集する (その2)  2009.10.11.Sun / 19:47 
#第15回 DTPの勉強部屋 ミニセッションで紹介させていただいた方法です。
 説明がボロボロだったので、改めて説明させていただきます。

Illustratorで画像を収集するには「Collect for Output」スクリプトが便利ですが、時間制限が設定されているようで、収集に時間がかかるとエラーになってしまいます。そこで作業環境に制限がありますが、裏技的な方法を紹介させていただきます。

1.作業環境
・配置(リンク)画像がEPSで、埋め込みされていないこと

 この方法では「配置した画像を含む」にチェックを入れるので、画像が勝手に埋め込まれてしまうTiff・PSD画像は使用できません。
 また、画像が埋め込まれている場合、「Collect for Output」と同様に収集は出来ません。

2.Illustratorのドキュメントを開く
091011-1.jpg
モデルは例によってウチのナルです。
画像の上のCMYK/RGBはリンク画像のカラーモードです。

3.「別名で保存」する
091011-2.jpg
保存オプションの「配置した画像を含む」にチェックを入れて保存します。
既存ファイルを上書きしても、別のディレクトリに保存してもOKです。

4.リンクをロストさせて開く
「配置した画像を含む」にチェックを入れて保存したドキュメントを、別のディレクトやドライブなどに移動し、配置した画像とのリンクをロストさせてドキュメントを開きます。
#ドキュメントを移動したディレクトリに画像が収集(生成)されるので、新しいフォルダを作っておくとよいと思います。

091011-3.jpg
ドキュメントを開く際に「リンクファイルが見つかりません」というアラートが表示されますので、「抽出」を選択します。
リンクファイル全てに対してアラートが表示されるので、その都度「抽出」を選択して下さい。
なお、CS4では「すべてに適用」というチェックボックスがあり、全ての画像に対して一括して選択を行うことができるようになりました。

091011-6.jpg
ドキュメントを開いた状態。

リンク画像が表示されていませんが(理由は後述)、「リンク」パレットで画像のリンクを確認するとリンクが復活しています。
091010-2.jpg

5.同一ディレクトリに画像が収集(生成)される
091011-4.jpg
ドキュメントを開いた直後の同一ディレクトリ(フォルダ)内。リンク画像が収集(生成)されています。

画像は基本的に正しく生成されます。試しにRGB画像を開いてみても、
091011-5.jpg
カラーモード・プロファイル共に維持されています。

実は「配置した画像を含む」にチェックを入れてドキュメントを保存すると、ドキュメント内に画像データが保持されています。そこで、故意にリンクをロストさせてドキュメント内の画像を抽出するようにし、配置した画像を収集(生成)しました。

6.注意点
4.で開いたドキュメントではリンクは復活しているのに、画像が表示されていません。これは、生成されたeps画像には表示用低解像度プレビューが無いためです。また、リソースも破棄されるせいか、Finder上のアイコンも白紙(=プレビュー.appのアイコン)になっています。
ですので、OS9環境のIllustratorでは、画像を再度保存し直して表示用の低解像度プレビューを付加する必要があります。

ただしCS2以降なら、環境設定→「ファイル管理・クリップボード」にある、
「リンクされたEPSに低解像度の表示用画像(プレビュー)を使用」
のチェックを外すか「オーバープリントプレビュー」で表示すれば、表示用低解像度プレビューが無くてもドキュメント上に画像が表示されるようになります。
091011-7.jpg
もしかしたら、CS1以前でも同じ設定があるかもしれません……
No.284 / DTP /  comments(1)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△
091010-1.jpg

某件でのネタを作っていて考えついたコト。

「PDF互換ファイル」を含む.ai形式ファイル(ネイティブファイル)では、
 ・「配置した画像を含む」にチェックを入れなくてもイイかもしれない
 ・透明効果を使用した場合でも画像を埋め込まなくてもイイかもしれない


今回の件、Illustratorでドキュメントを作成する場合、およびInDesignにIllustratorのドキュメントを配置する場合などでの制作側の利便性の考察がメインで、製版工程での出力の適否は考慮していません(ぉ

#試したところ、InDesignに配置してPS書き出し→DistillerでのPDF化は出来ているので問題は無いと思いますが、印刷会社さんへの入稿時はハウスルールに従ってください。

理由:
画像を含まなくても(互換)PDF内に画像が保持されている

「PDF互換ファイル」にチェックを入れて保存した.ai形式のファイルをAcrobatやプレビューで開くと、画像が配置されたPDFファイルとして開かれます。
開いたPDF内の画像をAcrobatのtouchupツールで開くと、Illustratorで配置した画像と同一サイズの画像を抽出できます(カラー設定はIllustratorの設定に依存)。

なので、「配置した画像を含む」にチェックを入れなくてもPDF互換ファイル内に画像が保持されていると考えられるので、Illustratorのドキュメントに対して「配置した画像を含む」必要はないハズ、と(InDesignで.ai形式のファイルを配置する場合、PDFファイルとして配置される)。

透明効果を使用した場合でも、ドキュメントの保存時にその都度(互換)PDFファイルが生成されるようなので、「画像を埋め込み」する必要もない、ハズ。
一応、ウチの環境では画像を埋め込まずに透明効果を使用しても、Illustratorから/InDesign経由ともにPS書き出し→DistillerでのPDF化は問題ありませんでした。
#作成したPDFをこちらにアップしておきます。

といったワケで「配置した画像を含む」にチェックを入れなくてもイイかもしれない、と考えるに至ったワケですが、さらに「入れない方がイイ」理由(メリット)を挙げてみます。

メリットその1:
.ai形式での保存時に「配置した画像を含む」にチェックを入れると、勝手に画像が埋め込まれる

Illustratorのネイティブファイル運用を行っている場合、リンク画像のフォーマットに関してもeps形式以外のフォーマットを運用しているコトが多いと思いますが、tiff/PSD形式の画像をリンクして「配置した画像を含む」にチェックを入れて保存すると、画像が勝手に埋め込まれてしまいます。

091010-2.jpg 091010-3.jpg
左が作業時。右が保存後にドキュメントを閉じて再度開いた時。
eps形式以外の画像ファイルが埋め込まれています。

Illustratorが勝手に画像を埋め込む場合、画像のバウンティングにあわせて余計なクリッピングを作成するので、後々の面倒の原因になります。

なので、「配置した画像を含む」にチェックを入れないほうが、後の作業がスムーズになるといえます。

ちなみに.ai形式の場合、配置した画像を埋め込まずに透明効果を使用しても画像が勝手に埋め込まれることはありませんでした(CS4で確認)。
また、複数のレイヤーやレイヤーマスクを持つPSDファイルの効果についても、埋め込みをしなくてもきちんと反映されていました。

メリットその2:
リンク状態であれば「Collect for Output」が使える

画像を埋め込んでいなければリンク画像を収集するスクリプト、「Collect for Output」が使用できます。


にも似たようなコトがありましたが、制作に関わる機能強化だけでなくデータの運用方法も変化していますので、日々勉強していかないと、ですね。
No.283 / DTP /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△

■特設

DTP Booster 009(Tokyo/091208)(2009年10月13日、デジタルハリウッド本校セミナーホールで開催)

090724.gif

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あかつき@おばな

  • Author:あかつき@おばな
  • 性別:オス

    自称、DTPなんでも屋。仕事とあらばなんでもやりマス。
    [すきなもの]自動組版のマネゴト・技術ネタ
    [苦手なもの]小さい画像のキリヌキ・責了時の修正

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