1〜2.「形状に変換:長方形」を適用する
前回の手順の1〜2までは同じです。「値を追加」で幅・高さを0mmに設定した長方形を作成します。
[見出しカザリ]
3.「パスの変換:変形」を適用(1回目)


「パスの変換:変形」を「拡大・縮小」を垂直・水平方向ともに「0%」で適用します。
このとき「原点」は左上に設定します。
これにより、キャプチャにある青線の位置に、高さ・幅ともに「0」で長方形が移動(変形)します。
4.「パスの変換:変形」を適用(2回目)


前回と同様、再度「パスの変換:変形」を適用し、3で変形させた長方形をテキストの中央部に移動します。
さらにこのとき、見出しに使用するため「移動」の水平方向に「-4mm」と設定します。この値により移動した位置が見出しカザリの中央になるので、カザリの幅とテキストとの間隔を考慮して設定を行います。
5.「形状に変換:長方形」を適用する(2回目)

「形状に変換:長方形」を適用してカザリの形をつくります。
「値を追加」の高さはテキストサイズの半分でテキストと同じ高さ、幅は罫線の太さの半分を指定します。
このときも「長方形」の並び順がおかしいので、「アピアランス」パネルで並び順を変更してください(一連の効果の一番下に移動する)。
6.応用例

「形状に変換:長方形」(2回目)の代わりに「形状に変換:楕円形」を適用し、幅と高さに同じ値を入力することでビュレット状の見出しを作成することもできます。
7.複数行対応・その1


5.で適用した「パスの変換:変形」の設定値を変更することで複数行の見出しにも対応できます(が、自動伸縮はできません)。
作成したい行数に合わせて、「テキストサイズの半分の値」を入力していた箇所に「文字サイズ+行送り値×(行数-1)」の値を入力します。
8.複数行対応・その2


6.の応用例の複数行対応版です。こちらは「変形」効果で行送り分だけ垂直方法に移動させ、さらに「コピー」に行数を入力します。
作例ではカザリの色を変えていますが、テキストと同じ色に設定して箇条書きのビュレットの代用としても使えますね。
[アンダーライン・打ち消し線]
3.「パスの変換:変形」を適用(1回目・2回目)


カコミケイの時と同様に「パスの変換:変形」の「拡大・縮小」を垂直方向:0%で適用します。ただし「原点」は左上に設定します。
さらに再度「パスの変換:変形」を適用し、今度は長方形の位置を調整(下に移動)します。移動後の位置がアンダーラインの中央になるので、テキストとアンダーラインの間隔、ラインの線幅を考慮して設定を行います。
4.「形状に変換:長方形」を適用する(2回目)

「形状に変換:長方形」を適用してアンダーラインを作成します。
「値を追加」の幅は「0mm」、高さはアンダーラインの線幅(高さ)の半分の値を入力します。
5.打ち消し線への転用
「パスの変換:変形」の設定を変更し、さらに線を複製すれば打ち消し線に転用することができます。
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