DTP屋あかつき@おばなの稼業録。
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仕事柄、4色+特色での印刷物を制作することが多いのですが、
「特色に透明効果の影響が及ぶと出力できない」
という、お約束がありました。

なので、特色に透明効果の影響が及ぶ場合は特色版を別ファイルで作っていました。
これはPhotoshopで透明を含むPSDファイルを貼りこんだ場合も同様でした。

が、先日IllustratorCS2でメンドくさがってふと、特色の上にPhotoshopで透明を含むPSDファイルを貼りこんだままPDFを作ってみたら、きちんと分版されて出力されました。

これは手を抜けるちょっと不思議に思って、実験してみました。
1.透明を含んだPSDファイルを作成
080213-1.jpg
10.5.2でキャプチャした画像です。先日のエントリのとおり、ウィンドウの周囲にシャドウが含まれています。これをPSD形式で保存します。

2.Illustratorに上記のファイルを貼りこむ
080213-2.jpg
画像の背面に特色を引いています。さらに、文字にドロップシャドウ効果を適用したオブジェクトもノセてみました。

3.postscriptファイルを書き出し、DistillerでPDF化
プリントダイアログの「色分解」で「コンポジット」「色分解(Illustrator)」の2パターンで書き出しましたが、下記の結果は変わりませんでした。

4.作成されたPDFを出力プレビューで確認
080213-3.jpg
このようにシャドウの部分がヌキになっています。

さらにEPSファイルをDistillerにドラッグ&ドロップしてPDFを作り、分版状況を確認しましたが、上記と同じ結果になっていました。
OS9環境でのIllustratorでは特色オブジェクトに透明効果の影響が及ぶと、当該オブジェクトの部分が欠落して出力されましたが、CS2ではきちんと分版されて出力されるようになったようです。

Adobeのパブリッシングソフトウェア関連資料にある「透明の手引き」を見てみると、「特色オブジェクトに透明効果の影響が及ぶと出力できない」といった表記は見あたりませんでした。ただ、EPSファイル形式だとRIPが特色の分版を間違って解釈する場合があるので、ネイティブファイルを使用する様に、との表記がありました。
以前の「透明の手引き」では出力できない、との表記があったように記憶していたんですが、勘違いかなぁ…

それから、ドロップシャドウのシャドウの部分はヌキになっていません。理論上はコレで正しいし、色校でもきちんとシャドウが特色の上に乗った状態でアガりますが、実は、このままだと実際の印刷時にシャドウが欠落します。
※正確には「欠落したように見える」んですが、特色の色によっては完全に隠れてしまうのでここでは「欠落」と表記します。

これは通常の印刷では4Cの後に特色が刷られるので、上記のような分版状態だとシャドウの上に特色のベタが乗ってしまうためです。なので、特色の上にドロップシャドウを使う場合はやはり別版をつくる必要があります。

他の透明効果に関してはテストしていませんが、効果のかかり方によっては正確に分版されなかったり、実際の印刷時に不具合が生じるような分版処理がされる事がありますので注意が必要だと思われます。

また、出力の方法によっては旧バージョンのIllustratorと同じように特色オブジェクトが欠落する可能性がありますので、データを作成する際には出力担当者との打ち合わせをしてください。
No.165 / DTP /  comments(8)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△
COMMENT TO THIS ENTRY
- from MM岩手

> 【Adobe CS2】特色の上に透明を含んだPDFファイルを配置すると…

タイトルと内容が、、、

> ただ、EPSファイル形式だとRIPが特色の分版を間違って解釈する場合があるので、

読んだけど、見あたらないなぁ。

P25 1のことであれば、記述上は正しいんだけど(RIPでは正しく出る)、間に何らかの処理系をかましたとき(例えば、Photoshopでラスタライズするとか)は、特色が維持されないよって説明みたい。

# P8のBにはInDesignに貼って出す以外はEPSでと書いてあるようです。
# AI9や10から直接PDFを書き出したとき、特色が必ず疑似化され、 AI9や10から直接PDFを書き出すとき、透明を分割(PDF1.3)すると特色は疑似色化され、あかつきさんのいう欠落になるので、AI9や10の場合EPSにすると良いみたい。
# AICS以降からはPDFもだんだん良くなってきてますね。
#↑ 14:57 訂正 15:42再度訂正 すみません(><;

~ 本 題 ~

> それから、ドロップシャドウのシャドウの部分はヌキになっていません。

> 特色の上にドロップシャドウを使う場合はやはり別版をつくる必要があります。

描画モードを「乗算」でなく「通常」にすればいいのではないの?
・・・って試したら、オーバープリント属性を引き継いじゃうんですね。^^;
# そうでなきゃこまるきもするけれども。

2008.02.14.Thu / 14:41 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from あかつき

>MM岩手 さん
>タイトルと内容が、、、

 タイトル、思いっきり間違ってました(汗
 早速修正します。

 コメントの詳細については後ほど…

2008.02.14.Thu / 15:08 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from 笹川%DTPオペ

例で表示されている画像くらいだったら、影付けをIllustratorでやれば問題なく出力できそう。

Illustrator CS3だとPhotoshopで付けた影とIllustrator CS3で付けた影ってちがうのね~~。orz

2008.02.14.Thu / 19:13 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from あかつき

>MM岩手 さん

>読んだけど、見あたらないなぁ。
>P25 1のことであれば、(以下略

 ご指摘の通りです。「プリプロセスソフトウェア」ってRIP内での処理を指すと思ってました。

>AI9や10の場合EPSにすると良いみたい

 ですが、AI9で特色の上にドロップシャドウが乗るようなデータをEPS保存してQuarkXpressに貼り込んでフイルム出力したら透明効果の影響が及ぶ特色部分が出力されませんでした。


>笹川%DTPオペ さん
>例で表示されている画像くらいだったら、影付けをIllustratorでやれば問題なく出力できそう。

 問題有ると思いマス。「文字にドロップシャドウ効果」の例がまさにソレなんです。
 Acrobatの出力プレビューを見ると、背景の特色がベタになってまして、このまま印刷すると特色のベタが影に乗ってしまい、印刷物ではカゲが見えなくなってしまう、のではないかと。

2008.02.15.Fri / 00:31 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from MM岩手

> ですが、AI9で特色の上にドロップシャドウが乗るようなデータをEPS保存してQuarkXpressに貼り込んでフイルム出力したら透明効果の影響が及ぶ特色部分が出力されませんでした。

1. 例で表示されている画像.pdfを最近のAdrobat開く。
2. 出力プレビュー(6の場合分版プレビュー)をoff。
3. Acrobatのオーバープリントプレビューをoff。

オーバープリント指定が無視されて表示されますが、こんな感じではありませんでしたか?
# 分割によって作られるドロップシャドウ部分はオーバープリント指定されたCMYK画像。

以下のようなことに心あたりありませんか?

・プレセパレーション出力した。そのときプリプロセスソフトウェア(この場合Quarkが)ただしく、分版できなかった。

・RIP、または面付けソフトなどのプリプロセスソフトウェアで、オーバープリントを破棄した。

などなど。

p.s.
あかつきさんの場合は、部分的に発生したということなので当てはまらないけど、

・(正しく)コンポジットデータをRIP内分版したが、分版リストに特色版の名前を登録しなかったため特色オブジェクトはCMYKに変換されてしまった。結果ドロップシャドウが影響する範囲は四角く白くなる。#CMYKオブジェクトの前面に、CMYK画像をオーバープリント指定しても、背面のCMYK版はケヌキになる。

てのも、よくありますね。



ところで、スミの上に刷ると、先に刷ったスミが見えなくなるインキって、なんて名前でしょう?

2008.02.15.Fri / 10:17 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from 笹川%DTPオペ

>シャドウの上に特色のベタが乗ってしまうためです。
>特色の上にドロップシャドウを使う場合はやはり別版をつくる必要があります。

5版目の特色でスミが見えなくなるんだったら、6版目にスミをもう1回入れないとダメってなんでしょうか?

ん~~。


#まぁ個人的にはPhotoshopのドロップシャドウ(乗算)とIllustratorで付けるドロップシャドウの違いがわかったからいいか。

2008.02.15.Fri / 13:45 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from あかつき

>MM岩手 さん

 コメントもらってから、再度Illustrator9で、特色の上に透明効果を施したオブジェクトを配置してみました。このファイルをDistillerでPDF化(IllustratorからPostScriptファイルを書き出す、QuarkXPressに配置してPostScriptファイルを書き出す)すると透明効果が及ぶ範囲の特色が出力されませんでした。

 この出力結果は

>1. 例で表示されている画像.pdfを最近のAdrobat開く。
>2. 出力プレビュー(6の場合分版プレビュー)をoff。
>3. Acrobatのオーバープリントプレビューをoff。

>オーバープリント指定が無視されて表示されますが(以下略

 の状態と同じでした(ちょっとビックリ)。
 だとすると、以前のIllustrator(Ver9など)でもきちんと分版されているが、後処理の段階で正しく分版されていなかった、ということになるのでしょうか?

#どのみち刷り順の問題で特色がケヌキにならないと問題ですが。

>スミの上に刷ると、先に刷ったスミが見えなくなるインキって、なんて名前でしょう?

 「オペークインキ(不透明インキ)」でしょうか?

2008.02.17.Sun / 06:21 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from MM岩手

>だとすると、以前のIllustrator(Ver9など)でもきちんと分版されているが、後処理の段階で正しく分版されていなかった、ということになるのでしょうか?

はい、多分。

> #どのみち刷り順の問題で特色がケヌキにならないと問題ですが。

AI9のEPSをそのままDisillすると「通常」で抜きにならないですか?

2008.02.18.Mon / 10:12 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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尾花 暁(あかつき)

  • Author:尾花 暁(あかつき)
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    自称、DTPなんでも屋。
    [すきなもの]作業効率化のマネゴト・技術ネタ
    [苦手なもの]小さい画像のキリヌキ・責了時の修正

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