DTP屋あかつき@おばなの稼業録。
  【Adobe Photoshop】アクションの移行  2008.10.06.Mon / 09:00 
自分はPhotoshopのアクションで操作したファイルの新規保存先をデスクトップの「Space」というフォルダに指定しています。
しかし、アクションを別のマシンに複製する場合、複製先のマシンのHDを複製元のマシンと同じ名前に変更し、同じディレクトリに「Sapce」フォルダを設置しても、「アクションの読み込み」を行って読み込んだアクションはファイルの保存場所を見失ってしまい、再度保存場所を指定するためアクションを修正する必要がありました。

今回、「アクションの読み込み」を行わず、複製したいマシンにMacintosh HD/ユーザ/“ユーザ名”/ライブラリ/Preferences/Adobe Photoshop CS2 Settingsにある「Actions Palette.psp」をコピー(置き換え)したところ、HDの名前が違っていても、自動的にデスクトップの「Space」フォルダにファイルが保存されました。
複製先マシンのアクションの詳細を確認したところ、保存先が「新しいHD名/Users/ユーザー名/Desktop/Space」に自動的に変更されていました。

※ただし、「Space」フォルダは予め作成し、設置ディレクトリも同じ場所にしておきました。

この「Actions Palette.psp」は、Adobeサポートデータベース「環境設定ファイルの機能、ファイル名、および場所について(Photoshop CS2/ImageReady CS2)」によると、アクション関係の初期設定ファイルであり、このファイルを置き換えることにより新しいマシンのディレクトリを自動的に追跡してくれるようです。

※あくまで自分の環境で実現できただけであり、何らかの不具合を内包する可能性もありますので、利用する際は十分にご注意下さい。
また、設定ファイルを書き換えるため、全てのアクションとセットが置き換わる可能性が高いので、一部のアクション(およびセット)のみを読み込む場合などは上記の方法は使用できないと思われます(未検証)。
※PhotoshopCS4までは上記の方法で保存ディレクトリを含むアクションの移行ができましたが、CS5ではアクションは移行できても保存ディレクトリは引き継がれず、再記録しなければなりませんでした。
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尾花 暁(あかつき)

  • Author:尾花 暁(あかつき)
  • 書籍や雑誌などのエディトリアルデザイン・DTPをメインに、職業訓練校などでDTP・製版に関する講義やセミナーも担当。 近著は『+DESIGNING』(マイナビ出版)VOLUME.45「比べてみればよくわかる! ○なデザイン、×なデザイン」(共著)ほか、同誌の特集や連載記事など。1級製版技能士。

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