DTP屋あかつき@おばなの稼業録。
  【InDesignCS3】合成フォントでベースラインがズレた  2009.04.30.Thu / 00:50 
最近なにかと話題(?)の合成フォント。

ちょっと前の案件(リンク先AD)で遭遇したトラブルです。
※某所で書いたものを加筆・修正してアップしてます。

090427-1.jpg

左がトラブルが起きているデータ。右が正しいデータ。
InDesignCS3で作成。PDF書き出ししてキャプチャを撮りました。

境界線で囲った部分の数字のベースラインが上がってます。
両方とも合成フォントを使用していますが、合成フォントの設定は一切変更していません。
作業して保存して閉じて開いて、気がついたら変わってました…

ベースラインを調整するにしても、またまた変わってしまう可能性を考えると怖いなぁ。

……と書きながら調べていたら、

InDesign 1.0J (Mac/Win):text:
合成フォントで使用されている「半角文字」のフォントを変更すると文字間が不正になる

(アドビサポートデータベース)

の「1.全ストーリーの再描画」でベースラインのズレが直りました。
とはいえ、原因不明でイヤな感じです。上記の原因にあてはまるようなコトはしてないし……

それから、自分の環境では一度この現象が出現したドキュメントは、全ストーリーの再描画を行っても再度(数回?)ベースラインがおかしくなりました。
校了後、印刷会社に入稿するためにパッケージを行う前に、ドキュメントに対し全ストーリーの再描画を行いましたが、印刷会社で開いた時点でベースラインがズレないかちょっと心配でした。

元々の合成フォントの設定を行ったのがInDesign CS2だったような気もするし(覚えてない)、設定名が「MB101-B+Helvetica」とか「新ゴM+ネオツディ-Helve」とかあまりとてもよろしくなさそうな名前だったり、と運用方法に問題がある気もしますが、ハマるとやっかいなトラブルなのでエントリにしてみました。
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■Profile

尾花 暁(あかつき)

  • Author:尾花 暁(あかつき)
  • 書籍や雑誌などのエディトリアルデザイン・DTPをメインに、職業訓練校などでDTP・製版に関する講義やセミナーも担当。 近著は『+DESIGNING』(マイナビ出版)VOLUME.45「比べてみればよくわかる! ○なデザイン、×なデザイン」(共著)ほか、同誌の特集や連載記事など。1級製版技能士。

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