【Illustrator】「形状に変換」でテキストにカコミをつける2015 | 2015.02.09.Mon / 17:41 | |||
Illustratorの「形状に変換」効果を使用してテキストにカコミをつける方法、2015年版(?)です。
今回は「塗り」アピアランスではなく、「線」アピアランスで作成します。これにより、テキストサイズが変わっても「線の太さ」を変更するだけでカコミの大きさを調整することができます。
実はこの方法、昨年に思いついていたのですが仕組みがわからず(自分で作ったのに!)、放置していました。今回、hamkoさんに原理を教えていただいたので作成方法を公開。
1.テキストを入力

カコミをつけたいオブジェクトを作成します。今回の作例では40Q(10mm)で作成しています。
2.「線」アピアランスを設定する

「線」アピアランスを追加します。この「線」がカコミになりますので、カコミにしたい色にします。太さはテキストと同じサイズ(10mm)に設定します。
文字色は「文字」アピアランスでも「塗り」アピアランスでも構いませんが、「文字」アピアランスで文字色を設定している場合は、アピアランスの並び順を上から「文字」→「塗り」→「線」にします。
3.「形状に変換:長方形」を設定する(1回目)

「線」アピアランスに対して「形状に変換:長方形」を設定します。オプションは「値を追加」で、追加するサイズは幅・高さともに「0mm」です。
4.「変形」を設定する(1回目)

「変形」効果を追加します。「拡大・縮小」の垂直方向を「0%」、原点を「天中央」にします。

5.「変形」を設定する(2回目)

再度「変形」効果を追加します。アラートは無視して、先ほどの「変形」とは別に「変形」を適用してください。設定は、原点を「地中央」、さらに「水平軸にリフレクト」をオンにします。

これでテキストにぴったりなカコミができました。
6.「パスのアウトライン」を追加する

このままだと次の効果を追加したときに形状が崩れてしまいます。その対策として「パスのアウトライン」効果を追加します。
7.「形状に変換」を設定する(2回目)

カコミとテキストの間隔を調整するために「形状に変換」を再度設定します。オプションは「値を追加」で、追加するサイズには間隔分を設定します。

ちなみに、長方形のカコミを追加する場合でも角丸長方形を選択して角の半径を「0mm」に設定しておけば、後から変更が入っても対応しやすくなります。

作成後にテキストサイズを変更した場合は、線の太さを変更すればカコミの形が追従します。頻繁にテキストサイズを変更・修正する場合にはこの方法もアリかもしれません。
今回は「塗り」アピアランスではなく、「線」アピアランスで作成します。これにより、テキストサイズが変わっても「線の太さ」を変更するだけでカコミの大きさを調整することができます。
実はこの方法、昨年に思いついていたのですが仕組みがわからず(自分で作ったのに!)、放置していました。今回、hamkoさんに原理を教えていただいたので作成方法を公開。
1.テキストを入力

カコミをつけたいオブジェクトを作成します。今回の作例では40Q(10mm)で作成しています。
2.「線」アピアランスを設定する

「線」アピアランスを追加します。この「線」がカコミになりますので、カコミにしたい色にします。太さはテキストと同じサイズ(10mm)に設定します。
文字色は「文字」アピアランスでも「塗り」アピアランスでも構いませんが、「文字」アピアランスで文字色を設定している場合は、アピアランスの並び順を上から「文字」→「塗り」→「線」にします。
3.「形状に変換:長方形」を設定する(1回目)

「線」アピアランスに対して「形状に変換:長方形」を設定します。オプションは「値を追加」で、追加するサイズは幅・高さともに「0mm」です。
4.「変形」を設定する(1回目)

「変形」効果を追加します。「拡大・縮小」の垂直方向を「0%」、原点を「天中央」にします。

5.「変形」を設定する(2回目)

再度「変形」効果を追加します。アラートは無視して、先ほどの「変形」とは別に「変形」を適用してください。設定は、原点を「地中央」、さらに「水平軸にリフレクト」をオンにします。

これでテキストにぴったりなカコミができました。
6.「パスのアウトライン」を追加する

このままだと次の効果を追加したときに形状が崩れてしまいます。その対策として「パスのアウトライン」効果を追加します。
7.「形状に変換」を設定する(2回目)

カコミとテキストの間隔を調整するために「形状に変換」を再度設定します。オプションは「値を追加」で、追加するサイズには間隔分を設定します。

ちなみに、長方形のカコミを追加する場合でも角丸長方形を選択して角の半径を「0mm」に設定しておけば、後から変更が入っても対応しやすくなります。

作成後にテキストサイズを変更した場合は、線の太さを変更すればカコミの形が追従します。頻繁にテキストサイズを変更・修正する場合にはこの方法もアリかもしれません。