【Illustrator】「形状に変換」でテキストにカコミをつける2014・その3 | 2015.05.19.Tue / 01:32 | |||

【Illustrator】「形状に変換」でテキストにカコミをつける2014・その1で紹介した方法ですが、「テキストサイズの半分の値」を2ヶ所に入力する必要があり、カコミを作成する場合にはちょっと面倒です…
そこで、似たような原理で別の方法を考えてみました。
1.テキストを入力

カコミケイをつけたいテキストを作成します。文字色とカコミ色、それぞれの塗りアピアランスを用意します。
今回の作例は80Q(20mm)で作成しています。

2.「パスの変換:変形」を適用(1回目)


「パスの変換:変形」を
「パスの変換:変形」→「拡大・縮小」を垂直方向:0%
「原点」を上中央
これにより、キャプチャにある青線の位置に、高さ「0」で「塗り」が移動(変形)します。

3.「形状に変換:長方形」を適用する


「形状に変換:長方形」を適用します。
サイズは「値を追加」を指定し、幅は0mm、高さは20mmに設定します。幅に設定した値は「テキストサイズの値」です。
なお、この手順で設定した「長方形」は並び順がおかしくなることがあります。「アピアランス」パネルで並び順を変更してください(一連の効果の一番下に移動する)。

4.「パスの変換:変形」を適用する(2回目)


今度は、「パスの変換:変形」の「拡大・縮小」を垂直方向:50%・原点:下中央で設定します。
これでテキストサイズと同じ幅・高さの長方形を作成することができます。

5.「形状に変換:長方形」を適用する(2回目)


再度、「形状に変換:長方形」を適用し、4.で作成した長方形をカコミ用に変形させます。
「値を追加」で幅と高さに余白分を入力します。今回は角丸のカコミにしているので、幅には多めに数値を入れています。

今回の方法では、「塗り」アピアランスをテキストオブジェクトのバウンディング上端に移動&変形させ、
「形状に変換:長方形」でテキストサイズの倍の長方形を作成した後、長方形の下端(=仮想ボディの下端)を基準に半分に縮小してテキストサイズと同じ長方形を作成しています。
前回紹介した方法と比べ、テキストサイズが変更になった際の変更する値が分かりやすくなっていると思います。ただ、見出し飾りなどに転用する場合はちょっと面倒(アピアランスが複雑になる)なので、両方を使い分けるのも良いかもしれません。

カコミケイをつけたいテキストを作成します。文字色とカコミ色、それぞれの塗りアピアランスを用意します。
今回の作例は80Q(20mm)で作成しています。

2.「パスの変換:変形」を適用(1回目)


「パスの変換:変形」を
「パスの変換:変形」→「拡大・縮小」を垂直方向:0%
「原点」を上中央
これにより、キャプチャにある青線の位置に、高さ「0」で「塗り」が移動(変形)します。

3.「形状に変換:長方形」を適用する


「形状に変換:長方形」を適用します。
サイズは「値を追加」を指定し、幅は0mm、高さは20mmに設定します。幅に設定した値は「テキストサイズの値」です。
なお、この手順で設定した「長方形」は並び順がおかしくなることがあります。「アピアランス」パネルで並び順を変更してください(一連の効果の一番下に移動する)。

4.「パスの変換:変形」を適用する(2回目)


今度は、「パスの変換:変形」の「拡大・縮小」を垂直方向:50%・原点:下中央で設定します。
これでテキストサイズと同じ幅・高さの長方形を作成することができます。

5.「形状に変換:長方形」を適用する(2回目)


再度、「形状に変換:長方形」を適用し、4.で作成した長方形をカコミ用に変形させます。
「値を追加」で幅と高さに余白分を入力します。今回は角丸のカコミにしているので、幅には多めに数値を入れています。

今回の方法では、「塗り」アピアランスをテキストオブジェクトのバウンディング上端に移動&変形させ、
「形状に変換:長方形」でテキストサイズの倍の長方形を作成した後、長方形の下端(=仮想ボディの下端)を基準に半分に縮小してテキストサイズと同じ長方形を作成しています。
前回紹介した方法と比べ、テキストサイズが変更になった際の変更する値が分かりやすくなっていると思います。ただ、見出し飾りなどに転用する場合はちょっと面倒(アピアランスが複雑になる)なので、両方を使い分けるのも良いかもしれません。