【Illustrator & InDesign】グループの抜きでテキスト飾り(その2) | 2015.05.19.Tue / 02:33 | |||

だいぶ間があいてしまいましたが「グループの抜き」を使ったテキスト飾りの作り方、2回目です。
今回はIllustratorでカスレ文字を作ってみます。アピアランスを併用することで、1オブジェクトでアウトラインを取らずに作成することができます。
上記の作例もテキストを打ち変えた後、CS6以降に搭載された「変形」効果の「パターンのみ変形」を使用しているだけです。
1.パターンを用意する

まずはパターンを用意します。飛沫などのベクターデータ素材を用意してパターンに登録します。
パターンが大きいと出力時などに不安になるので、適当な位置に正方形オブジェクトを作成して「パスファインダー」の「交差」を実行、型抜きをしてパターンに登録します。
今回の作例では、パターンオブジェクトの塗り色を「白」にしていますが、他の色でも構いません。
2.パターンを適用する


1.で作成したパターンをテキストオブジェクトに適用します。アピアランス機能を使って、新規の塗りアピアランスにパターンを適用してください。
パターンの塗りを白にしたので、カスレ文字に鳴っているように見えますが、このままでは「抜き」になっていません。
3.「不透明度」と「グループの抜き」を設定する



2.で追加した塗り(パターン)アピアランスの不透明度を0%に、テキストオブジェクト全体の不透明度で「グループの抜き」にチェックを入れます。
このように設定することで、パターンで文字の塗りを「型抜き」することができます。キャプチャをクリックすると拡大されて表示されますので、2と3の作例を見比べてみてください。
ここでのポイントは、オブジェクト全体の不透明度で「グループの抜き」チェックを入れると、アピアランスをグループと見立てて「グループの抜き」が適用できること。これにより、一つのオブジェクトでカスレ文字を作ることができます。
ちなみに、「グループの抜き」の詳しい原理についてはチュートリアルマニアックスさんの「Illustratorアピアランスで作る市松模様の線」で詳しく解説されています。
3.バリエーションの作り方


このまま文字を打ちかえるだけでも便利なのですが、テキストごとにパターンを変形させて差違を持たせるため「パスの変形」効果の「変形」で、各数値をランダムに変更します。移動や回転を使用すると効果的です。

このとき「オプション」の「オブジェクトの変形」のチェックを外して、「パターンの変形」にのみチェックを入れます。こうすることで変形値がパターンのみに適用されて変形させることができます。
「オブジェクト」メニュー→「変形」→「個別に変形」でも同じようにパターンのみを変形できますが、効果を使うことで変形を試しやすかったり、元に戻しやすくなります。
パターンの使用方法については、今週末に開催するDTPの勉強会・第17回で高橋としゆきさんとカワココさんが詳しく解説されますので、こちらも是非ご覧ください。今週の木曜日辺りまで参加を受け付けています。

まずはパターンを用意します。飛沫などのベクターデータ素材を用意してパターンに登録します。
パターンが大きいと出力時などに不安になるので、適当な位置に正方形オブジェクトを作成して「パスファインダー」の「交差」を実行、型抜きをしてパターンに登録します。
今回の作例では、パターンオブジェクトの塗り色を「白」にしていますが、他の色でも構いません。
2.パターンを適用する


1.で作成したパターンをテキストオブジェクトに適用します。アピアランス機能を使って、新規の塗りアピアランスにパターンを適用してください。
パターンの塗りを白にしたので、カスレ文字に鳴っているように見えますが、このままでは「抜き」になっていません。
3.「不透明度」と「グループの抜き」を設定する



2.で追加した塗り(パターン)アピアランスの不透明度を0%に、テキストオブジェクト全体の不透明度で「グループの抜き」にチェックを入れます。
このように設定することで、パターンで文字の塗りを「型抜き」することができます。キャプチャをクリックすると拡大されて表示されますので、2と3の作例を見比べてみてください。
ここでのポイントは、オブジェクト全体の不透明度で「グループの抜き」チェックを入れると、アピアランスをグループと見立てて「グループの抜き」が適用できること。これにより、一つのオブジェクトでカスレ文字を作ることができます。
ちなみに、「グループの抜き」の詳しい原理についてはチュートリアルマニアックスさんの「Illustratorアピアランスで作る市松模様の線」で詳しく解説されています。
3.バリエーションの作り方


このまま文字を打ちかえるだけでも便利なのですが、テキストごとにパターンを変形させて差違を持たせるため「パスの変形」効果の「変形」で、各数値をランダムに変更します。移動や回転を使用すると効果的です。

このとき「オプション」の「オブジェクトの変形」のチェックを外して、「パターンの変形」にのみチェックを入れます。こうすることで変形値がパターンのみに適用されて変形させることができます。
「オブジェクト」メニュー→「変形」→「個別に変形」でも同じようにパターンのみを変形できますが、効果を使うことで変形を試しやすかったり、元に戻しやすくなります。
パターンの使用方法については、今週末に開催するDTPの勉強会・第17回で高橋としゆきさんとカワココさんが詳しく解説されますので、こちらも是非ご覧ください。今週の木曜日辺りまで参加を受け付けています。
