DTP屋あかつき@おばなの稼業録。
  【InDesign CS&CS2】印刷可能領域の問題(その4)  2006.03.08.Wed / 06:24 
またまたInDesignCS2の印刷可能領域の問題です。
今度はPDF/Xがらみでございます。とりあえず、CS2での現象をば。

1.ドキュメント作成時に印刷可能領域を1カ所に入れる
060308_01.jpg
四方のうち、一カ所でも0mmになっていれば発生するっぽい気が(未確認)。
問題はココではありませんでした(コメント参照)。

2.ドキュメントを作成する
060308_02.jpg
いつもの通り(笑)、品名等記入欄が入ってマス。

3.PostScriptファイルを書き出す
060308_03.jpg
このとき「印刷可能領域を含む」にチェックを入れます。

4.書き出したPostScriptファイルをPDF/X準拠設定のDistillerにかけます
060308_04.jpg
見にくくてすいません。
「[違反] BleedBox オフセットが無効です」と言われてます。

同じドキュメントから「印刷可能領域を含まない」でPSを書き出した場合は、PDF/Xのチェックに通りました。
明け方の大ボケだとイヤなんでどなたか追試お願いします。 >いつもと同じパターンですいません。

原因とかの続きは、仕事が落ちついたら書きます。
って仕事が忙しいのに何やってんだ。 >オイラ って、アレ????

(2006.03.11 0630 修正)

 MM岩手さんのコメントを読んだほうが分かりやすい&正確な気もしますが、一応まとめ。

 現状、InDesignは印刷可能領域を裁ち落としサイズにしてしまうため、トンボサイズ以上の印刷可能領域を設定し、PS書き出し時に用紙サイズを「カスタム」にすると、裁ち落としサイズとメディアサイズが同じサイズになる(参考)。

 さらにこのとき裁ち落としサイズが丸められてごく僅かに大きくなることがある。その場合、メディアサイズよりも裁ち落としサイズが大きくなってしまうため、Distiller7だとPDF/Xのチェックでハネられてしまう(Distiller6ではPDF/Xのチェックに通る)。

 回避方法は用紙サイズから裁ち落としサイズを離しておくこと。
 具体的には、印刷可能領域を設定しないでInDesignからPostscriptファイルを書き出すか、用紙サイズを「カスタム」にしないで印刷可能領域よりも大きいサイズの用紙を指定すること。

 この問題はMM岩手さんのご指摘により解決しました。この場を借りてお礼申し上げます。

(2006.03.11 0700 追記)
No.73 / DTP /  comments(8)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YUJI

試してみましたが、Distiller 7.0.7でエラーは出ませんでしたよ。
#プリセットはPDF/X-1a:2001(日本)を選択しています。

PSファイルを書き出す時に「セットアップ」の「用紙サイズ」を「カスタム」にするとどうですか?
ただしPPDに「デバイスに依存しない」を選択していると、「用紙サイズ」は選択できず、一部トンボが切れたPDFが書き出されますが。

2006.03.08.Wed / 09:04 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from あかつき

>YUJI 様

 ありがとうございます。自分も追試しているんですが、作例のドキュメント「だけ」で発生して、追試で作ったドキュメントでは発生してません。
 また、作例のドキュメントの用紙設定をカスタムからA2などの大きいサイズにすると発生しません。
 なんかガセor自分のミスのような気もしますが、もう少し突っ込んでみます。

2006.03.08.Wed / 14:13 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from MM岩手

問題は2ページ目で発生してるようですが、Distillerの画面では分かりませんね。。

%%HiResBoundingBox: 0 0 830.5508 1207.5580
(中略)
[{ThisPage}<</BleedBox [28.346 28.3459 830.551 1179.21 ]>>/PUT pdfmark

用紙サイズ(/MediaBox)が 830.5508 に対し、/BleedBoxが 830.551 になってまして、PDF/Xでは、/BleedBoxは、/MediaBoxより小さくなくてはならないためエラーです。
#0.0002ptだけれども。

2006.03.08.Wed / 14:47 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from あかつき

>MM岩手 様
>用紙サイズ(/MediaBox)が 830.5508 に対し、/BleedBoxが 830.551 になってまして、
>PDF/Xでは、/BleedBoxは、/MediaBoxより小さくなくてはならないためエラーです。

 ありがとうございます。
 ということは、丸め誤差が原因なのでしょうか?
 コメントいただいてから、265mm×400mmでドキュメント作って、小口側だけに印刷可能領域15mmを設定したところ、CS2でもCSでもエラーになりました。

2006.03.08.Wed / 15:20 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from MM岩手

# まず、先のコメントで間違いがありました。
# Distiller6以降が参照する用紙サイズは、%%HiResBoundingBox:ではなく、こちら
# %%BeginFeature: *CustomPageSize True
# 830.550754 1207.558059 0.000000 0.000000 1
# です。すみません。

結局は、丸め誤差だと思うのですが、知ってる範囲で補足しておきます。

InDesign側ではPSファイルを書き出す時に「セットアップ」の「用紙サイズ」を「カスタム」にするだけで、とても精度高く用紙中央にページを配置してくれます。
が、そもそもPostScriptの仕様では「用紙サイズは整数pt単位」が基本です。Distillerも6からは小数点以下の用紙サイズ対応になりましたが、それまでの(定評ある)Distiller5は整数pt単位に切り上げられます。
PDF/Xの仕様でも用紙サイズの中央にページがくることは期待されていません。その替わりとして、/TrimBoxを基準に配置することが望まれています。
Trueflow 出力の手引き 第8版 の P79に「InDesign 2.0.2 から作成したPS を使用する場合」として説明されていますが、InDesign2.0でもトンボをつけて回避できる旨が書かれていますように、用紙サイズから/BleedBoxを離すことが必要です。
というわけで、InDesignCSおよびCS2でも、トンボサイズを超える印刷可能領域を含めたPostScriptを書き出すことは、できないこともないようですが、後の処理系依存になってしまうので避けたほうがいいのかもしれませんね。

2006.03.08.Wed / 20:53 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from あかつき

>MM岩手 さん

 コメントありがとうございます。
 すいません、勉強不足で何となくしか分かりません……。
 ちなみに、前回&今回いただいたコメントのサイズってどこに記述されていたのでしょうか?

 とりあえず、Trueflow 出力の手引き 第8版の当該箇所を見て、試しにDistiller7でハネられたPSファイルをVer6のDistillerに投げたら、PDF/X-1a適合チェックを通りました。

 で、MM岩手さんのコメントを基に今回の件をまとめると、
「現状、InDesignは印刷可能領域を裁ち落としサイズにしてしまう。そのため、トンボサイズ以上の印刷可能領域を設定し、PS書き出し時に用紙サイズを「カスタム」にしてしまうと、裁ち落としサイズとメディアサイズが同じサイズになる。このとき裁ち落としサイズよりもメディアサイズが僅かに小さくなることがあり、Distiller7だとPDF/Xのチェックでハネられてしまう。なので、用紙サイズから裁ち落としサイズを離すことが必要(=印刷可能領域のチェックは入れないほうがよい)」ということになるのでしょうか?

2006.03.08.Wed / 22:14 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from MM岩手

> ちなみに、前回&今回いただいたコメントのサイズってどこに記述されていたのでしょうか?

Distillerのかかける前のPostScriptファイルです。バイナリエディタ(HexEdit等)で見られます。

> このとき裁ち落としサイズよりもメディアサイズが僅かに小さくなることがあり、

ここは逆ですね、裁ち落としサイズが丸められてごく僅かに大きくなってるようにです。

2006.03.09.Thu / 09:04 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from あかつき

>MM岩手 さん

 勉強不足がモロに出てしまいました。
 バイナリエディタを入手して、もう1回実験してみます。

2006.03.10.Fri / 03:59 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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尾花 暁(あかつき)

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